一般的には、こんにゃく粉=グルコマンナン と認知されている傾向が強いと思いますが、厳密には こんにゃく粉=グルコマンナンではありません。
こんにゃく粉はこんにゃく製品(板こんにゃくやしらたき)の原材料であって、こんにゃく粉をグルコマンナンとは表示はできません。
どちらも食品原料ではありますが、こんにゃく粉とグルコマンナンは区別して認識する必要があると考えられております。
特筆すべき点は、上記のグルコマンナンを原料としていることです。商品自体と、それを添加して作られた商品群の大きな特徴となっています。
2008年5月より食材として認可されており、表記は"グルコマンナンペースト"が正式表記となります。
主に群馬県産の国産こんにゃく芋が原料の、こんにゃく粉を使用。グルコマンナンは、その国産こんにゃく粉を精製し、不純物を取り除いたものであるため、身体にやさしく、小さなお子様が召し上がる食品などにも安心してご使用になれます。
食品の型崩れやへたりは、環境や温度の変化によって起きる食品中の水分が移動することによって起こります。そこで、高粘度のグルコマンナンを加えれば、食品中の水分に粘性を与えて動きをコントロールし、半製品や完成品の安定をはかることができます。
グルコマンナンペーストを加えることにより、お菓子やパンならふっくらと弾力のある生地に、肉製品や練り製品なら型崩れせずに仕上げることができます。
グルコマンナンは、加熱時や冷凍時に起きる商品の劣化防止にも効果的。成分の重さが異なる水分と油分であっても、グルコマンナンのもつ高い粘性によってお互いを結着し乳化安定させます。例えば冷凍餃子の場合、冷凍時に起こりがちな皮のひび割れや冷凍焼けを防ぐためにお使いいただけます。
グルコマンナンのもう1つの大きな特徴は高い保水力。
成分と水分をしっかり結着させることによって、環境や温度変化によって自由に動き回る食品中の水分の離水を防ぎ、
しっとりとした食感や鮮度を長く保つことができます。
元来のグルコマンナンは、粉状のものが基本で、水分の吸水性が高いため水分調整が難しく、使いづらいものでした。これを最初から水分を含んだ状態のペースト状にすることで、お客様を不便さから開放し、より使いやすい商品へと改良しました。